初参加&家族連れでも楽しめるの? けん玉W杯2023 参加者の声をお届け3


皆さん、こんにちは!けん玉ライターのChan_Eri(ちゃんえり)です!
インタビュー記事も今回が最後となります。何回かけん玉W杯に参加したことがある方々のお話です。経験者だからこその気づきや目線もあるかと思いますので、是非ご覧ください。

参加経験者の声

升本功樹さん(40)、恵子さん(38)、葉架(7)さん 千葉県 (功樹さんのご実家が広島県)

ばあばに作って貰ったけん玉入れを肩から掛けて、お父さんの応援をしていた葉架さん。ご家族で遊びに来ていて、参加された功樹さんは緊張感も楽しんでいるようでした。

けん玉を始めたきっかけ/KWCに参加しての感想

現地参加は3回+オンラインは2回。計5回の出場ですね。
恵:私は見に来たいだけで、娘は出たことがないので、いつか出たいねって言っていて。
功:参加しての感想は、大会の緊張感の中でやるのは、やっぱり楽しい。
葉:いつもよりもさ、恥ずかしがってた。
功:緊張してたかな(笑) この年になると緊張することがなくなるので……。
3個ミスして、33点。残念ながらフルマークじゃなかったです。Cグループに組み込まれてしまって、上手い人に囲まれてドキドキして、それでまた緊張してました。
あの場所で技を自分がキメても、同じグループの人がキメても、結構嬉しい。みんなでわいわい盛り上がるっていうのが、普段なかなか無いので。

親御さんの思い/ご家族の現地での過ごし方など

恵:最前列でパパを応援してたね。
功:Nick Gallagherが見たくて、近くにいたから見てたんだよね。サインも貰ったんです。Nickのことは、パパがインスタをすごく見てるからね。それで一緒に見てるんだよね。
恵:横浜の練習のイベントにも行って、その時にそこでチャンピオンの方(やすくん、しんのすけ)とかに教えてもらったんだよね。
こちらの(広島)両親も来ていて、一緒に見たり、話したりして時間を過ごしました。
見るのが好きだから、結構集中してけん玉を見ています。
私はNONSTYLEの石田さんを見て、サインを貰うタイミングを見ていましたが、難しかったです。
休憩室には行かずに、大会を見たり、会場の2階に行って一緒にけん玉の練習をしたりしていました。

葉:今は日本一周とかフライパンを練習してる。
日本一周は一回だけきまっていたけど、フライパン〜けんは、まだできてない。
ママと一緒にベーシック2級をやっている。
功:(2人は)けん玉検定の同じレベルで競争しています。私が、けん玉先生の検定員の資格持っているので
恵:一緒に家でやってどっちが先に受かるかなって、ベーシック2級は同じ日に丁度合格したんです。

最後に

功:大会は楽しかったですね。実家があるので、毎年両親に会いに行くついでに参加するので、いい機会になっています。
葉:楽しかったです‼
恵:本当は大会に出よっかなあーって言ってて、直前で恥ずかしくなって、ちょっとやめとく。ってなったんです。

大西 悠可さん(8)、唯起子さん(46)、将志さん(46) 滋賀県

けん玉W杯に参加し、年々点数を上げてきている悠可さん。今年も一週間前に〇〇点もあげて本番に挑みました。それを支えるご両親にもお話をお聞きしています。

KWCに参加しての感想やけん玉を始めたきっかけ

悠:今年でKWCに参加するのは、4回目です。
技を決めた時に、チームで盛り上がってくれたり、拍手してくれたりしたときそういう時が楽しかったです。

親御さんの思い/ご家族の現地での過ごし方など

将:出場しているのを見守っている時は、もうドキドキで……大会はチャレンジする技ばっかりなんで、 チャレンジしてもらいたい技をドキドキ見守っていました。
唯:柵のとこから近くでかぶりついて見守っています。
将:でも、決めてくれるだろうなと思いながら、信じて見ているという感じでした。
今回の点数は57点。年々点数は上がっていて、48点の予定だったのを1週間前から10点あげました。

悠:トリックはお父さんがやれそうな技を何個かピックアップして、それを自分で出来そうな技を絞り込んでいる。

唯:私は、全くけん玉をやらないのですが、子どもがけん玉を始めるまで、こんなに大きな大会があることも知りませんでした。いざ、来てみたら、想像以上に盛り上がってオンラインの時から、どうやったらこの技ができるんだ‼と思って、決勝のファイナリストの人たちの技を食入るように見ていました。
すごい盛り上がっていて、やっていないのに見てる方もワクワクして楽しいです。それに子どもが出ているっていうのがまた嬉しいです。

将:はらぼーさんがサポートしてくれるようになって、いろんなイベントや大会に出てみたらと言ってくれたんです。
悠:Tシャツやけん玉をよく送ってくれるから、頑張りたいなと思いました。
将:はらぼーさんやしゅうちゃん達が『行けー‼』って感じで応援してくれるから、それでノッてくるんだろうなと。

KWCへの印象

唯:この大会に来てみて、感じることは三人三様じゃないかなと思います。
選手とコーチと素人3人が来て、三人三様楽しんでいる感じかなと。

将:海外の選手もたくさん来てるので、サインを貰いました。去年けん玉にしてもらったら、大事すぎてけん玉使えなくなったので、今年はサイン帳にしてもらって、ポスターみたいに飾りたいそうです。

最後に

悠:来年またあったら出たいです‼
唯:目標もってやっていくね♪
将:ちょっと出てみたいな。叶真くんのお父さんが出るようになったし、ちょっと楽しそうやな(笑)あとは、いろんな表彰があるしね。オンラインの時も表彰してもらったし、賞状があると嬉しいよね。
唯:成功体験や賞をもらえて達成したようなそういう気持ちで、また次に進んでくれるのが、親としてはいいのかな~と
出来なくて悔しいとか、 泣いたり喧嘩したりすることもあります。
「こうしたほうがいいんじゃないか」「わかってる、やろうと思ってた」とか喧嘩してるね(笑)
将:何点以上取りたいとか、できたら年代別に入りたいとか目標を決めるから、そしたら、その練習をしないとねという話になりました。そしたら、もしかしたらいけるかもしれないと、最後に目標点数をあげたよね。

悠:いつかは決勝出てみたいなって思います‼

マッキー/藤本牧子さん(年齢不詳) 兵庫県 10年連続出場・けん玉歴11年

大会を初期から見てきて、参加もしているマッキーさん。感じたことや思ったこと、10年連続出場についてお話をお聞きしました。初めて尽くしの第一回大会(グロケンカップ)だったようですよ〜。

グロケンカップにエントリーしたのは、けん玉を始めてどれぐらいの時ですか?

けん玉を始めて2、3ヶ月くらいでエントリーしました。
日本けん玉協会のイベントがグロケンカップの少し前にあり、海外の選手がそれに合わせて来ていて、その流れでグロッケンカップがあったのかな……(笑)
日程的にどちらかにしか行けなくて、その時にグロケンカップなら自分も参加できそうかなと思い、そちらに行ったのが第1回目(グロケンカップ)でした。

グロケンカップの会場は、奈良の五条の体育館でした。自然豊かなところにぽつんとある体育館で、近畿圏内といえど奈良もすごい奥の奥の場所でした。行くまでが長い道のりでしたね。
当時、一緒にワイワイやってたけん玉の仲間たちと参加して、一応トリックシートみたいなものがあって、今みたいに100個ではなかったと思うんですけど、その中から、トリックを選んで、技をやっていくっていうやつでしたね。
みんなでそのトリックシートを見て、話をしながら技を決めて、その内々で技を見合って、得点つけてっていうスタイルでしたね。

技を見合うチームは、その辺でかき集めた人同士で勝手にやっていました。あなたはこのチームですよって、今みたいに整備されてなくて、やるという感じでしたね。

こういったけん玉のイベントに参加したことも外国の選手と一緒にやるということも、初めてだったので…..。

その時の気持ちや感じたことは、覚えていますか?

Youtubeで見たことある人‼
Youtubeで最初に見た外国人選手の動画はRodでした。だから、本当に私のけん玉の歴史と共にいた人ですね。会った時に「うわ~いる‼」みたいな感じはありました。
KENゲームもそこで初めて知り「なんだ?KENゲームって」という気持ちでした。
私たち結構女子が多くて、体育館のすみの方で「どうするどうする」って言いながら、そのKENゲームに参加する勇気がない塊がいて……。 それを見かねた嶋寺さんがやってきてくれました。だから、私のFirstKENゲームのお相手は嶋寺さんなんです。
参加人数的には、100人はいっていないかなと。どっちかというと、日本人よりも海外勢の方が多かったんじゃないかな。

そうだったんですね。様々な地域や国から来ている参加者が、800人もいて、大会も大きくなりましたね。この10年出場してみて、けん玉ワールドカップについて思うことや感じることはありますか?

グロケンカップの時が象徴的で、知らない人や海外の人と一緒にけん玉をするとは思ってもみなかったんです。でも、けん玉を通して輪が広がっていき、年々、お話できる顔がどんどん増えていきます。しかも、言葉は通じない部分もあるけれど、けん玉を通して「また会いましょう」って言えるし、会った時にすごい嬉しい‼という気持ちになれるっていうのは、けん玉って不思議だなって年を重ねるごとに思います。
10年前にやっていた人は、今どうしているのかなと思うこともあります。少し寂しさはあるけれど、ずっと私がここに出場していることで「あの人知ってる」「ちょっと、行ってもいいかな」という、ちょっとしたきっかけになれば、いいかなと思っています。

10回連続出場されてますが、出場するのをためらう瞬間はありましたか?

ありました。 技のレベルが上がってきて、例えば、去年までレベル3だったものがレベル2に なっていて、去年だったらもっと上のレベルだったのにと思うこともありました。次のステップへと思って、新しい技を練習するのですが、思い通りにできなくて、練習してもできないので、こんなしんどい思いして、出る必要あるのかと感じたことはありました。ただ、一瞬そうは思いましたが、そこまでストイックにならなくても、楽しんでやればいいかなと思って、切り替えられたかもしれないですね。

どうやって切り替えられたのでしょうか?

KENDAMA ROCK CAFEのモリマコさんっていらっしゃるんですけど、けん玉を始めた当初から大阪に来るたびに、マツザワさん中心に集まったところに来て、教えてくれていました。モリマコさんが「どうせ行くんだったら出た方が絶対面白いよ」と言ってくれて、その言葉がちょっと残っていて、もし行くんやったら、出てもいいかなみたいなところはちょっとあったかもしれないです。

10年目、出場してよかったですか?

そうですね。過去最高、こんなんで出ていいのかなって思うぐらい何も練習ができていないんです。大人の事情で色々仕事やら家のことやらあって、言い訳は無用なんだけれども、それでも、なんか出たいなという気持ちになりました。
練習できてないからどうしようとか、気負いすることもあったけど、半分、1ヶ月ぐらい前に、まぁいっかみたいな開き直りはありました。本当に、ただただ楽しむだけでいいと割り切って出場しました。

また来年もあったら、11年目の出場はしたいですか?

昨日、10年目の表彰をしてもらい、いろんな方におめでとうございますって声をかけてもらうけど、そんな、おめでとうではなく……。
自分も連続で出場してみたいなとか思われる方がもしいたら、それはそれでいいかなと‼
人の移り変わりはあるけれど、やはりその都度の出会いもすごい楽しいし、素敵やし。

大会を10年見てきて、要望や気づいたことなどありますか?

年々考えられてるなっていうのは感じます。大会自体や間のイベントだったりね。
運営のことを考えたら、さぞかしご苦労があるんだろうな、というか、やっぱり10年間見てきたら、余計思うところかもしれない。
この10年間開催して頂いて、本当にありがとうございます。

最後に

皆さん、お忙しい中、インタビューを快く受けていただき、ありがとうございました!!
本当に、それぞれのけん玉との出会いや向き合い方があり、まさに「十人十色」なのだと感じました。毎年皆さん口を揃えて仰るのは「参加するのは楽しい‼」ということ。緊張をも楽しんでいる方が多いようにも感じました。けん玉を通して繋がっていく輪が、どんどん大きくなっているなと日々感じさせられます。

今後知っておくと役に立つ、けん玉用語をまとめました!

けん玉W杯用語集

ウッドワン:2015年から特別協賛の株式会社ウッドワン様の名称

けん玉ワールドカップ(KWC、けん玉W杯):括弧内のように略すこともある。世界中のけん玉プレイヤーが一堂に会し、競技で世界一を決めるとともに、交流できるイベント

GLOKEN:(一社)グローバルけん玉ネットワーク。けん玉を通じて、みんなの日常に「楽しい!」がもっとある、豊かな社会づくりに貢献するを理念に、世界中の人々がけん玉を楽しむための環境づくりに取り組んでいる。

ダマー:けん玉をやっている人

トリック:けん玉の技

メイク:けん玉の技が成功すること

レベル10:けん玉の技のレベルを表す

フルマーク:選択した技を全て成功すること

ベーシック2級:GLOKENが考案した、けん玉検定のレベルの名前

トリックシート:様々な技が記されている用紙

KENゲーム:少人数でも大勢でも出来るけん玉のゲーム。自分の好きな技や出来る技に順番に挑戦する。成功したら他の人もその技に挑戦する。その挑戦に失敗すれば、Kがつき「K・E・N」と3つ溜まった人から負けとなり、ゲームから抜けていく。最後まで残った人の勝ち。

トリック名

日本一周:小皿~大皿~けん

フライパン~けん:剣先に玉をのせる~けん

Chan_Eri(ちゃんえり)

けん玉歴:けん玉歴:8年目(2015~)
職業:保育士
けん玉先生取得/けん玉検定エキスパート3級合格/マテオチャンスは人生で1回成功/ジャグ系はまだまだ練習中
2018年第69回紅白歌合戦けん玉ギネス記録に参加し、成功の瞬間に立ち会う
KWC出場歴:6回(2023年込み)

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