初参加&家族連れでも楽しめるの? けん玉W杯2023 参加者の声をお届け2


皆さん、こんにちは!けん玉ライターのChan_Eri(ちゃんえり)です!
前回に引き続き、初めて参加された方々のインタビューをお届けします。今回は、誰でも利用できる、子育て世代の救世主である休憩室の誕生についても少し触れていますので、是非ご覧ください。

初めて参加してみての声

加藤愛菜さん(11)、叶真さん(8)、順さん(38) 滋賀県

とても明るい加藤さん一家。やはり実物はすごい‼と、けん玉パフォーマンスのステージに鳥肌が立っていたそう。大会を毎月やりたいと思うほど、楽しかったようです。

けん玉を始めたきっかけ

叶:今日誕生日です‼(7月29日)
順:けん玉ワールドカップのために生まれてきました‼

愛:緊張してた気がする。技に挑戦して失敗したときに、緊張しました。
でも、フルマークはとれました‼(20点)
順:愛菜はそこまで本腰入れてやってるわけではなくて、バレーボールがメインなんです。
ちょっと時間があったら、けん玉をやるぐらいで、今回初級で出てみたらとなりました。レベル2の技全部やって、早く終わってたね。

叶:めちゃくちゃ緊張しました。
「はじめ‼」っていう時に、ずっとその間、緊張して手も震えてました。
でも、1回戦は2分5秒で終わって、21点。次は2回戦19点。 全部合わせて40点でした‼

順:叶真は何点取れるかわからなかったので、初出場で30点ぐらいにしていました。
周りの子は、10点20点の子が多かったんですけど、「すごい技を見せてもらってありがとうございました‼」と言われました。その子たちの刺激にもなったようでよかったです。

順:大人はすごく手が震えて「はじめ‼」と言われてからも、震えまくって全然できなくて……
簡単な技だったら、多分フルマークできたと思うんですけど、自分は簡単な技を全部やるよりかは、せっかくならちょっと攻めたいなと思ったんです。
できればフルマークも取りたかったんですけど、点数は、子どもと1点差の41点でした。

親御さんの思い/ご家族の現地での過ごし方など

滋賀県から会場まで車で約6時間。出場もするので、当日は体力的にしんどいと思い、前日に移動して昼前ぐらいに到着。ドリケンさんのショップで少し遊んで、その後は、宮島観光しました。
1日ずっと宮島にいて、宮島の駅の前のホテルに宿泊しました。家族で来ても楽しめていて、観光もできて一石二鳥ですね。
お母さんが2階席にいるんですが、けん玉を全くやらないので子どもが出る時は、動画を撮って貰っていました。
明日は、もしかしたら、子ども達が技をするときがないので、宮島に観光に行くかもしれないですね。

大会自体も楽しめましたか?

(3人一緒に)はい‼

順:すごいプレイヤーの人を今まではyoutubeでしか見たことなかったので、実際に見たらやはりすごい鳥肌が立って、今とかcatch&flowのステージをやってくださっていて、 見たらすごかったね。

愛:実物はやばい‼

来年あったらまた出ます‼‼

順:なんか、毎月やってもいいね。
叶:だってめっちゃ楽しいもん。
順:それぐらいやっぱ楽しい‼ワールドカップロスです。
これから、何していいかわからへん。
滋賀県の同じ小学校の友達だけじゃなくて、他の地域の友達との交流があって、色んなところに知り合いが増えて、色んな人と出会えて楽しいです。
みんな優しい。サイン貰えるし、写真を撮ってくれるし、けん玉している人は本当にみんな優しい‼

土屋健吾/けんちゃん(3)、洋貴さん(37) 山形県天童市

土屋さんのけん玉に対する思いや、3歳のけんちゃんと大会に参加する為の日々の過ごし方や関わり方など、親御さん目線満載のお話をお聞きしました。

KWCに参加しての感想やけん玉を始めたきっかけ

洋:私はけん玉が好きで、今まで1〜2回KWCに参加していました。今回コロナ禍を挟んで、息子と初めて参加しました。ただ、親子で参加するのと個人で参加するのは全然違い、中身が濃いと感じる大会でした。
けんちゃんは、予選で1つミスしてしまい9点でしたが、目標にしていた3歳児優勝できたので、よかったです。
ちなみに父は35点でした。

お子さんと一緒に参加するのと、個人で参加する違いを教えていただけますか?

個人で大人が参加する場合は、点数を目指して参加することが多分中心だと思うんです。子どもが参加する場合は、けん玉技術というよりは、大会当日に子どもが落ち着いて、その場に居れることや平常心でその時間を迎えるために、どうするか……という日頃からの洗練された時間の使い方がメインになってくるかなと思います。

例えば、昼寝の時間のもっていき方です。この時間帯で寝ればいいのか、逆に寝てほしくない時間に寝てしまった時のリカバリーの仕方ですね。
あとは、今回、宿泊に来てるので、お父さんと子どもだけで泊まりに来ることが、普通に考えたら崩れるので、そこをいかに平常心にもっていくかの練習をここ半年、東京へ行って帰ってきてっていうのを5回ぐらいはしましたね。(KWCを見越しての宿泊や日々の過ごし方をしてきました。)

あとは、有名な方を知っておくと「誰々探しに行こう」と、会場でその子を目標・目的として動けるのでいいなと思いました。例えば、千葉のやす君やFreeFree!!のしんのすけ君とか、そういうとこに話を聞かせてもらって、顔を覚えてもらって……。という風にすると、この中で1つの気分転換になる要因をいっぱい準備しておくという感じです。

ママの存在は大きくて、会場にママがいると甘えて、崩れてしまいます。
お父さんとけん玉がセットで、お父さんとけん玉っていうのが嫌になったら、もう来なくなってしまうので、いかに、けん玉をやりにお父さんと行っても楽しいんだよっていう風にもっていくのが、自分の力だけでは難しいので……。
けん玉を教えちゃうと結局本人は、やりたくなくなっちゃうので、気づいたら遊んでるっていうのがいいですよね。

今ちょうど山形県長井市の地域おこし隊に、Nick Gallagher君が来ているので、仲良くさせてもらっています。彼が来てから、毎週土曜日はNickに会いに行く‼ようになり、半年はほぼ毎週朝から晩まで行ってます。
日曜日は、家族の時間なので家でゆっくり過ごしています。

上にお姉ちゃんが2人いるんですが、けん玉に全然興味なくて、僕が1人でけん玉やると家族に還元されず、無意味な趣味みたいになることが多いので、彼がちょっと興味を持ってくれたのはよかったです。
Nickがあと2年間いるので、彼に助けていただきながら、私は親子の関係もさせてもらって大変感謝しております。
彼のおかげでけん玉を実際、今家族として取り組めてる感じがあります。 直接なかなか言えないんですけど、日々彼がいなくなるのを想像するだけでめちゃめちゃ寂しくて、弟みたいな感じで、大好きなんですよ(笑)

休憩室がありますが、活用されましたか?

本当に助かる以外何もないです。第1優先にまず安全管理関係は、親として1番最初に考えると思うんです。気温と騒音、音ですね。暑さもあるので気温が低いところへ行って、なおかつ昼寝していることが多いので、そういった時に守られた場所があると休憩できる。

けん玉を見てて飽きてしまうのは悪いことではなくて、それが普通だと思います。小さい子ども達なので、いかにけん玉をする時に集中力を発揮できるか、その部分をさせるために、他をうまく使うというか……。なので、その選択肢がいっぱいあればあるほど、より本番にもっていきやすくする、ちょっと客観的な表現かもしれないですが、親としてはうまく周りを活用させてもらうように考えてますね。

休憩室に滞在する人数もすごく重要だと思います。たくさんの人が、長い時間休憩していたら使いにくいですが、 会場の上の階と下の階は、土足で行けないようになっていて、手間がかかりますよね。あれがあることによって、本当に行く気のある人以外は行こうとしないと思うんです。
でも逆に、休憩室を知らずに終わってしまう人もいると思いますが、 このぐらいの世代の親御さんにとっては最高なだけです。

僕、育休とか取ってるんですが、休憩室などでお母さん同士が喋るのは、割と楽だと思うのです。ただ、お父さんはそうもいかなくて、女性の方が何人か集まってたら、それはそれで気まずいと思うこともあります。でも、こういった空間があるっていうだけで、気持ち的には楽ですね。

休憩室への要望はありますか?

けんちゃんは3人目の子なんですが、3人目ぐらいになると子どもがグズったり泣いたりした時は、その子に合わせて対応していくという発想だとおもうんです。1人目のお子さんの時ってふわふわしていて、昼寝が命みたいなところがあると思うんです。この時間に絶対昼寝させて、絶対に起こしたくない。となると、一般の部屋と子どもの部屋が隣同士なので、基本元気な子どもが入ってきたら、本当の赤ちゃんは居られなくなりますよね。
子どもが黙るのはできないので、その空間の分け方がより充実すれば、壁1枚でもいいから、本当の赤ちゃんの昼寝スペースがあると、お互いに気を使わなくていいのかなと思います。

けんちゃん、今日は何したの?

け:今日は、おやつ食べたよ‼

洋:おやつっていうのも多分けん玉をメインにしてないんでしょうね。
ゴールをけん玉にしちゃうと、この子がけん玉に失敗しちゃった時に、どうしてしなかったんだ。こっちはやれって言っただろうみたいな感じになってしまいます。それをすると、次のけん玉に繋がらないと思っているので、最終的に楽しかったねって終わらせるように、けん玉はゴールじゃなくて、ゴールは親子関係の思い出が増えればそれだけでいいと思っています。

【番外編】チコさん休憩室物語

KWCを最初に見に来たのが2017年。2018も見に来て、2019は来れず、出場し始めたのは、オンラインになってからです。子どもが小さかったので出れなくて、2017年はちらっと見に来て、まだ、けん玉もしてなかったです。

廿日市で大会があるらしいということで見に来て、おー‼すごいと思い、けん玉を始めたんです。世界平和じゃん‼ってなりました。
感動して、私もそのコミュニティに入りたくて始めて、インスタとかで知り合った人が1年間かけて増えて、2018年に遊びに来ました。いろんな人に会いたいのに、暑くて子どもがもたなくて、1時間半で帰りました。
オムツも替えられなくて、トイレではオムツ替える場所もなかったし、 何より子どもの遊び場も子どもが遊ぶにしては暑すぎる状況でした。結局1時間半で帰って、すごい悲しい思いをしたんです。
“休めるとこあったらいいのになぁ”と思って、作ろうと思いました。
“よかったらやるので、作らせてもらえませんか”ってアンケートに書きました。

オンラインになり色々ありましたが、去年(2022)「やりましょう」と、保さんに言ってもらえて、今年はさらに広い部屋を用意してもらえました。完全ではありませんが、真ん中で部屋を分けていますし、これぐらい広いと休めるし、お子さんも動けます。
色々な世代の方々も入れるようになったんじゃないかなって思ってます。

最初はコゾロフさんがお子さんを産んだのもきっかけになっていて、これからそういう選手が増えるよなと思って……実際増えているし。
大会に出てる間だけでも預かれたらいいのになっていうのもあったんですけど、さすがに難しい部分もありまして、パパが子どもを連れて待っているぐらいはできる部屋になってるかなと。
皆さんのご好意により、この部屋はできてます。

今後知っておくと役に立つ、けん玉用語をまとめました!

けん玉W杯用語集

ウッドワン:2015年から特別協賛の株式会社ウッドワン様の名称

けん玉ワールドカップ(KWC、けん玉W杯):括弧内のように略すこともある。世界中のけん玉プレイヤーが一堂に会し、競技で世界一を決めるとともに、交流できるイベント

GLOKEN:(一社)グローバルけん玉ネットワーク。けん玉を通じて、みんなの日常に「楽しい!」がもっとある、豊かな社会づくりに貢献するを理念に、世界中の人々がけん玉を楽しむための環境づくりに取り組んでいる。

ダマー:けん玉をやっている人

トリック:けん玉の技

メイク:けん玉の技が成功すること

レベル10:けん玉の技のレベルを表す

フルマーク:選択した技を全て成功すること

KendamaUSA:アメリカのけん玉メーカー

CATCH&FLOW:1 on 1のけん玉フリースタイルバトル

静止系:バランスをとる技(灯台・うぐいす・月面など)

トリック名

ろうそく:剣先持ち~中皿に玉をのせる

ジャグ(ジャグリング):けんと玉を交互に投げ、お手玉のように操る動き

Chan_Eri(ちゃんえり)

けん玉歴:けん玉歴:8年目(2015~)
職業:保育士
けん玉先生取得/けん玉検定エキスパート3級合格/マテオチャンスは人生で1回成功/ジャグ系はまだまだ練習中
2018年第69回紅白歌合戦けん玉ギネス記録に参加し、成功の瞬間に立ち会う
KWC出場歴:6回(2023年込み)

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