ヨーロッパ出張報告(FISE+EKC)
5月中旬から2週間、フランスとオランダに滞在しました。
前半のメインは、フランス南部の街・モンペリエにて開催されたFISEというイベントへ行ってきました。5日間の開催期間を通じて50万人が来場するという世界最大のアクションスポーツの大会です。 今回、けん玉がエキシビションマッチとして採用され、光栄なことにそのジャッジとして参加してきました。
FISE HIROSHIMA 2019でもエキシビションマッチとしてけん玉を実施していますが、FISEの中でも最大のモンペリエ大会での実施は歴史的な出来事と言えるかと思います。
▼2019年の広島大会
https://www.gloken.net/jp/blog/201905091306/
けん玉は、フリースタイルトーナメント戦。1対1で、それぞれが45秒ずつ演技し、3名のジャッジが旗判定で勝敗を決するという方式です。選手は、世界各地から選ばれた8名。日本人選手も3名参加しており、非常にレベルが高くジャッジとして難しい場面もありました。
結果はルーマニアのAdrian選手が優勝、2位YASU(日本)、3位NOWA(日本)となりました。国際的なけん玉の盛り上がりを実感する大会でした。
街の川沿いに設置された巨大な会場(屋外に専用の会場が建てつけられ、観客は堤防に座って観ます)では、BMXやスケートボード等、たくさんの競技が同時開催されています。
日が進むにつれ、残っている選手は少なくなり、レベルも上がります。大技が決まると大歓声となり、大会自体の熱気や迫力があり素晴らしかったです。
特に印象に残ったのは、会場にいる子ども達の姿です。興奮した眼差しで大会を見つめ、そして会場の中を目を輝かせながら走り回っている様子に、未来を夢みる高揚感を感じました。世界一を決めつつ、「憧れ」を生み出す舞台でもある。そんなイベントの意義を感じた数日間でした。
けん玉のトーナメントは1日だけでしたが、各日けん玉体験コーナーの設置等もあり、けん玉をまだ知らない多くの人たちに触れてもらえる機会もあり、「初成功」の瞬間にもたくさん立ち会えました。会場を歩けば、いたるところにけん玉を持った子ども達が歩いています。そして他競技のMCやジャッジ達も、けん玉を首からかけながら進行している様子が何度も見られ、世界的なイベントを通じてのけん玉認知度アップの可能性のすさまじさを感じました。
後半は、オランダで開催されたけん玉のヨーロッパ選手権(EKC)へ。
フランス南部から、けん玉プレーヤー40数名によるバスツアー。途中、パリの手前の村で、バンガロー的な宿を借りて2泊し、みんなでけん玉しながら、計3日間かけて移動しました。
EKCでは、弊社としてはけん玉ワールドカップのPRブース出展と、フリースタイル部門への出場を行いました。私・窪田は140名の出場者の中で、おそらく最年長(44歳)。
迷いに迷って、直前にエントリーしたものの、「今どき」の高度な技には到底ついていけません。だからこそ、自分にできるオールドスタイルを貫くしかありません。
フリースタイル出場は7年ぶり。1分間、自由にけん玉をするのですが、高いステージに眩い照明。最近は審査員席に座ることが多いのですが、いざ自分で舞台に立つと、緊張で頭が真っ白になり、身体も思うように動きません。
それでも、25年以上のけん玉歴で染み付いている事だけは、身体が動いてくれました。何とか、やりたかったことの半分くらいは出来、ギリギリ何とか形にはなったかなと思える1分間でした。
嬉しかったのは、流行とは違う自分独自のスタイルが、観客にとても喜んでもらえたことです。終了後、「あれができるのは世界でお前だけだ」「今日のベストだった」と、多くの声をかけてもらいました。
自己表現を認め合う文化がけん玉界にはあり、そのすばらしさや温かさを実感しました。
そんなフリースタイル選手権、決勝バトルは本当にハイレベルです。
16名が決勝トーナメントへ進み、会場内にいる200名以上の熱気と歓声が響き渡ります。
結果、日本人が1〜3位を独占(1位RYOGA選手、2位NARU選手、3位NONOKA選手)となりました。
規定技で競うOPEN部門も日本人独占(1位RYOGA選手、2位TAKUYA選手、3位YASU選手)となり、現在の日本人プレーヤーの強さが際立った大会となりました。
大会前後には、公園等でのJAMも行われ、世界各地から参加するプレーヤーらの交流も盛んに行われています。
たくさんの選手から、「日本(KWC)へも行くぜ」、という声が聞かれ、11月21、22日にはまた世界中から選手が広島県廿日市市へ集結するかと思います。
みんなが全力で楽しめ、最高の思い出が作れるようなイベントにできるよう、それまで準備に力を尽くしていこうと、あらためて感じた2週間でした。
(窪田)


















