CKO2021(China Kendama Open)に参加してきました!!

唯一の日本人選手としてCKO2021に参加した西山和輝さん(@kazuki_city23)から、大会のレポートをいただきましたので、ご紹介させていただきます。
■はじめに
2021年10月3-4日に中国の深セン市で行われたCKO2021に選手として参加してきました!
突然ですが、皆さんは中国のけん玉事情をどのくらい知っていますでしょうか?
どんなブランドがある?大会はあるの?そもそも中国でけん玉やっている人はいるの?など疑問に思っている方に向けて、CKO2021とけん玉事情についてレポートをあげたので、是非一読ください!

■自己紹介
まずは私自身のことも少し自己紹介させてください。
東京を軸に2014年頃からけん玉を開始し、プレイヤーとしてだけではなくイベントや大会の企画運営も携わるなど幅広くけん玉に関わらせてもらっていました。
2021年の5月から仕事の関係で今は上海に拠点を置いています。

■CKOについて
CKOは中国最大のけん玉大会です。
ちなみに今回のCKO2021ですが、オフラインでは2回目の開催となり、その第1回目はGLOKEN crewやNickも訪れていましたね!
⇒保さんたちが1回目訪れた時のレポート

今年の規模としてはプレイヤー参加数40人前後、来場者は2日間で延べ400人となりました。
大会の種目方式は2つあり、1つ目はいわゆるKWC方式で指定されたトリックリストから技を決めていくものです。それとは別にフリースタイルの大会も行われます。

1日目は、メイン種目の予選とフリースタイルとなっており、2日目がメイン種目の決勝となっています。
ちなみにCKO2021のTRICK動画には日本人も参加しているので良ければチェックしてみてください!
⇒トリック動画はこちら

CKOのことは中国や台湾のけん玉プレイヤーたち経由で元々知っており、実は日本にいるときから参加してみたいイベントの一つで、久々のオフラインイベントということもあり、とてもわくわくしました!

■CKO前日
私自身は10/1の大会前日に前乗りしました。
ご存知の通り中国はとても広大な国なので、私のいる上海から深センまでは飛行機で3時間ほどかかりました。
地理的にも香港のすぐ傍なので、感覚的には近隣アジア諸国に行く感覚に近いです。
深センの空港に着いたのが午後4時頃で、そこからタクシーに乗り30分ほどでホテルへ直行。泊まったホテルは多くのCKO参加者も泊まる場所で、会場からも歩いて10分ほどの距離です。
チェックインして部屋に荷物を置いた後に、一人でご飯を食べようとしてエレベーターを降りると早速けん玉をしているメンバーたちが!話を伺うとWinner Kendamaのメンバーでした。
そこから彼らとご飯を食べ、準備中の会場に向かいました。

会場付近にはたくさんのCKOの「のぼり」があり、いよいよ大会が始まると気持ちが高まっていった記憶があります。
会場の広さは想定よりも大きく、ステージのディスプレイは印象的です。
またけん玉関連のスポンサーはもちろん、けん玉以外のスポンサーも多く、これだけ誘致している中国でのけん玉のプレゼンスに驚きました。

前日の会場では、普段上海で遊んでいる仲間や以前KWCで合ったことのある仲間に3年ぶりに再会することができました。それ以外にもずっとオンラインでやり取りしていた仲間に会えたり、全く初めましての仲間にも会えたりと交流を深めることができました!
お互いの近況を話しながら、翌日の大会に向けて各々準備をしていきます。

■大会1日目(予選&フリースタイルバトル)
会場に着くと、まずエントリーをします(事前にオンラインでチケットを買う必要があります)。その後、KWCと同様にけん玉チェックやトリックリストを提出する流れです。

1日目はメインの予選とフリースタイルバトルが開催されました。
予選についてフルメイクができず悔しい結果に終わりました。久々に本番さながらの緊張感を味わい、これも大会の醍醐味です。

一方で、フリースタイルでは4位になることができました!
この結果を残せたのは、高いレベルで一緒に戦ってくれた仲間と、会場のみんなが暖かく迎えてくれたからだと思います。
ステージに上がるときに日本語で「頑張れー!」って言ってくれる仲間たちもいてアウェイな空気を感じることなく楽しくバトルができました!
あと一歩で入賞だったので悔しい気持ちもありましたが、初めて大会でここまでの戦績を残せたので素直に嬉しいです。

そして何より一番嬉しかったのは、全く面識のない人からもから自分のスタイルをカッコいいと言ってくれたり、小学生や幼稚園児ぐらいの子供たちに技を教えてほしいと言われたことでした!

フリースタイルで優勝した牛尼玛改めておめでとう!!
フリースタイルの結果はこちらとなります。

◇フリースタイル結果
1位 牛尼玛 @niunima6530
2位 二月
3位 银韩柯 @yin_hanke01

フリースタイル大会の後はミニゲームなどをして大会が終わり1日目は終わりました。

■2日目 メイン競技決勝
2日目はメイン協議の決勝です、予選のトップ32名が決勝の舞台で技にチャレンジします。
私も有難いことに決勝で技をする機会をもらうことができ、結果は22位でした。トップ10を目指していたので悔しかったですが、それと同時にけん玉へのモチベーションが上がりました。
そして優勝したのはFrankie、ステージでは難易度の高い技をたくさん決めお見事でした。
改めておめでとう!

◇CKO2021結果
1位 康奚嘉(Frankie)@frankie_k1994
2位 银韩柯 @yin_hanke01
3位 牛尼玛 @niunima6530

大会終了後は夜遅くまで楽しんで翌日午後のフライトで上海に帰りました。

■大会を振り返って
大会が終わっての率直な感想は、「オフラインのけん玉イベントは最高!」ということです。そして中国のけん玉大会は初参加でしたが、中国らしいダイナミックな大会で非常に面白かったです。
まだまだ中国語が拙いのですが、けん玉があれば言語関係なく仲良くなれるのもけん玉の良いところで、日本を越えてけん玉が共通言語となりコミュニケーションが取ることができます。
前提として外国人である自分を受け入れてくれて、遊んでくれた中国の仲間たちには感謝です。

またこの素晴らしいけん玉大会を長期間に渡り準備をし、開催してくれたスタッフにもとても感謝しています。
彼らのけん玉に対する熱意を少しでも日本や世界にお届けしていきたいです!

■中国のけん玉事情について
せっかくなので中国のけん玉事情についてもお伝えできたらと思います!まず最初に思ったのは中国でのけん玉人口の多さは想定以上でした。私が参加している一番大きなWechatのグループは500人ほどいて、そのチャットグループにおいて海外の情報や自身のトリックをシェアをしていたりします。
※中国ではインターネット規制により、基本的に海外のウェブサービスは利用できません。そのため皆さんが普段利用しているLINEやInstagram、Googleなどは利用できません。だからこそ中国独自のチャットツールやSNSなどがたくさん存在しており、彼らは主にWechatでけん玉の情報交換をしています。

それ以外にも上海の街中では、カフェや古着屋さんに入るとけん玉がディスプレイとして置いてあったり、中には販売しているような場所もあったりと、割とオシャレなアイテムとして一部の層に親しまれている印象です。

中国のけん玉プレイヤーは、スケートボードの影響でけん玉を始めた人たちが多く、そのようなストリートカルチャーと関連のあるお店に置いてあるのかもしれませんね。

また中国のけん玉ブランドが多いのも中国の特徴かと思います。中国のECサイト淘宝で剑玉と検索するとたくさんの種類のけん玉が出てきます。私が把握している限りでも4~5ブランドほどあります。各ブランドが様々なシェイプを出しているのでそれを楽しむのも醍醐味です!

長くなりましたが、CKO2021と中国のけん玉事情についていかがだったでしょうか?中国に限らず海外のけん玉イベントに参加するとたくさんの発見があります。昨今ではなかなか海外渡航が厳しい状況ですが世の中が落ち着いたら是非参加してみてください。

そしてこれからも中国のけん玉事情について発信していけたらと思います!
中国にお越しの際はお気軽にご連絡ください!

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