モザンビーク旅行記②

【教え子たちとの再開】
モザンビークでの滞在中は、元生徒であるフラービオに助けられっぱなしの毎日でしたが、 今回印象に残ったことの一つに、滞在中フラービオ以外に3名の元生徒に偶然会ったことが挙げられます。

昔住んでいたナマアシャという村から首都に帰る道中、車で走っている時にあった検問で、 「タモツー」と声をかけられ話すと、昔けん玉教室に毎回来てくれていた生徒が警察官になっており、少し話した後、ケンダマーケンダマーと言いながら検問はスルーしてくれました。

首都から1時間くらい離れた村へ出かけた際に乗ったフェリーで働いていた元生徒。
フェリーから降りる際にけん玉やってみたいと声をかけてくれ、渡すと慣れた手つきでもしかめを20回くらい披露してくれました。とめけんも難なくでき、「けん玉が好きなんだよ」と。

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科学警察アカデミー(警察官がキャリアアップのために通い直す警察学校)を訪問して、教官らとけん玉をしていると、その様子を見た警察学校3年生の元生徒が現れました。
けん玉を手に取ってすぐ、もしかめとサイドスパイクを3連続ノーミスで決めました。

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10年ほど前にけん玉を持ってきましたが、今もこうしてけん玉ができるメンバーに偶然ながら会えたことは驚きでした。
僕がモザンビークにいた証でもあり、やっぱりけん玉はどの地でも愛される遊びだという証でもあるように思いました。

【番外編】
モザンビークの首都近郊には、大型の野生動物はほぼいませんが、車で2時間ほどで隣接する南アフリカ共和国のクルーガー国立公園に行くことができます。
青年海外協力隊時代には入国することができませんでしたので、念願だったクルーガーパークへ行ってきました。

クルーガーでは遭遇率10%程度というヒョウも見れ、ビッグ5(ゾウ、バッファロー、サイ、ライオン、ヒョウ)全てを間近で見ることができました。

自然の素材を活かして作られたけん玉で日々遊んでいますが、いつまでも豊かな自然が残る地球であってほしいなと思います。

【終わりに】
モザンビークでけん玉をすることは、自分の原点の近くに触れる旅でもあり、「けん玉で世界をつなぐ」ための、ある意味シンボリックな活動でもありました。

SNSや動画サイトが今ほど一般的になる前、けん玉を世界に広げるためには、体ごと海外へ行くという方法しか思いつかず、いつかけん玉の世界大会を開きたいなという夢のような気持ちを抱いて旅立ったのを思い出します。

その後、世界の距離はインターネットを通じて急速に縮まり、遠く離れた国々で2007、8年頃からけん玉コミュニティが成長し始め、今に至る土台ができたように思います。

けん玉ワールドカップは2014年より開催していますが、前回記載した通り、世界中すべての国と地域から人々が集まり、共通の趣味であり、スポーツであり、遊びであるけん玉が好きな人々が繋がるイベントに育てていきたいと考えています。

インターネットの力を借りて成長を続けてきたコミュニティですが、国や地域を超えてプレーヤー同士が出会い、会話し、競い、一緒に遊ぶ機会を大切にしたいですし、そうした場をこれからも作っていきたいなと思います。

今回の旅はJICAモザンビーク関係者や、GLOKENスタッフが出国前からあれやこれやと手配してくれたおかげで、充実した日々を過ごすことができました。
アフリカの国々に向けた活動が、持続可能なものとなるよう、また行きたいなと思います。 (窪田)

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