台湾South Jamへの参加
2025年6月13日〜18日にかけて、6年ぶりに台湾に行ってきました。
今回のメインの目的は、台湾南部のけん玉グループ「South Kendama(南方剣客)」が主催するイベント、South Jamへの参加。
空港に到着すると、South Kendamaのリーダー・DUCKが迎えに来てくれて、今回は彼の家に日本や香港などのけん玉プレイヤー総勢10人ほどと一緒に滞在することに。
久々の台湾で、初日から賑やかで楽しいスタートとなりました。
日本からはNOWA、RIN、TANIも参加。台湾、香港、マカオなどアジア各地から集まった仲間たちとともに、けん玉漬けの6日間を過ごしてきました。
到着したその日の夜には、高雄市内の駅構内でJAMイベントが開催。
スタートは夜8時からにもかかわらず、台湾・香港・日本・マカオから50人以上のプレイヤーが集まり、熱気あふれるビッグJAMとなりました。
久しぶりの再会や新たな出会いもあり、初日から台湾けん玉シーンの温かさと活気にあふれた時間でした。
翌日はフェリーで高雄の「旗津(チージン)」という島へ。
現地プレイヤーたちに案内してもらい、4人乗りの自転車で海沿いを走ったり、のんびりと楽しいひとときを過ごしました。
午後は会場に移動して、South Jamの準備を手伝いました。
いよいよ大会当日!
会場は剣道の道場。畳ステージの上では、台湾でけん玉パフォーマーとして活動しているScrewのパフォーマンスでイベントがスタート。
スピードラダーやオープン部門の試合が同時進行するという、良い意味で”カオス”な雰囲気で始まり、人がワチャワチャしてました。
BEST4まで選出されて以降は、各部門の戦いがステージ上で繰り広げられ、会場全体で一体となって試合を見守る時間に。
OPEN部門では少しトラブルもあり、準決勝のやり直しという展開もありましたが、最終的に決勝へと進んだのは、台湾のLulu選手と香港のChing Yan選手。
接戦の末、勝利をつかんだのはChing Yan!
今回も光栄なことに、フリースタイル部門のジャッジを担当させてもらいました。
チームを組んだのは、台湾のGOGOLONGと香港のSMORE。
実はこの3人、2019年に台中で行われた大会でも同じメンバーでジャッジをしていて、6年ぶりの再集結に懐かしさと安心感を覚えながら審査に臨みました。
フリースタイルには50名以上がエントリーし、予選を経て8名が決勝へ進出。
中でも大きな注目を集めたのが、決勝カード:OPEN王者・Ching Yan 選手 vs NOWA選手!
Ching Yan選手はテクニカルで正確なトリックを武器に、NOWA選手はステージ全体を使い、観客を巻き込むようなパフォーマンスで魅せるスタイル。異なる個性がぶつかり合うSouth Jam最大のハイライトとなりました。
そして、最終的に勝利を手にしたのはNOWA選手!
その存在感と表現力が会場全体を引き込んでいました。
《大会結果》
▼FREESTYLE部門
1st:@ohananowa
2nd:@04ching_yan
Joint 3rd:@reallyummok
Joint 3rd:@ame3fd32233
▼OPEN部門
1st:@04ching_yan
2nd:@ame3fd32233
Joint 3rd:@jeff__ken626dama
Joint 3rd:@pc925pc_
South Jamは、競技レベルの高さもさることながら、全体のアットホームな空気感がとにかく魅力的でした。
台湾のけん玉イベントは平均年齢がやや高めで、昔からのベテラン勢も多く参加しており、全体にゆるくて温かい雰囲気が漂っていました。
プレイヤーたちは本気で技に挑戦しながらも、会場のあちこちで笑い声が聞こえていて、見ているだけでも心が和む、そんな大会でした。
大会後の打ち上げは、なんとカラオケ会場(笑)。DUCKとも一緒に歌って、けん玉とはまた違った盛り上がりを楽しめました。
帰国前には、地元の仲間たちに夜市や、名所の龍虎塔(龍と虎の建物)にも連れて行ってもらい、最後の最後まで台湾をたっぷり満喫。
やっぱり台湾のけん玉シーンは、雰囲気が本当に良かったです。友達というより、ほとんどファミリーのような感じで、気づけばいつも誰かと一緒にいて、自然と仲間がどんどん増えていくような感覚がありました。
また必ず行きたいと思います!
最初から最後までアテンドしてくれたDUCKとJanet、そして今回のイベント運営を任されていたRainには、感謝しかありません。
超がつくほど暑かった台湾でしたが、本当に最高の時間でした!
(コータ)