ヨーロッパ出張記(12月5日~14日)①

【フランス編】

2016年12月5日から14日まで、ヨーロッパを訪問してきました。人生初めてのヨーロッパは、フランス。16世紀からビルボケ(けん玉様の遊び)が何度もブームになった国です。 そもそも今回のヨーロッパ行きは、ドイツでイベントがあると聞いて計画し始めましたが、この機会にずーーーーっと会いたいと思っていた、フランスのビルボケ蒐集家、ヴァンクレームさんを訪問することにしました。

1986年に日本テレビが、けん玉のルーツを訪ねるという番組を放送しました。日本の様子は日本けん玉協会初代会長の藤原一生さんがインタビューされ、フランスではレポーターが伝統工芸博物館やヴァンクレームさんのご自宅を訪問。そのご縁から文通を始め、1992年には藤原一生さんがパリを訪れヴァンクレームさんとの面会をされています。
海外に行くというのが現在のように気軽なものではなかった当時、パリにけん玉を持って行くという事はニュースとして新聞でも取り上げられたようです。

その当時の写真を見たことが最初に知ったきっかけですが、書籍の執筆のためにビルボケの歴史を調べていると、コレクションの持ち主としてよく名前が出てくるのです。いつかヴァンクレームさんに会って話したいなと思っていましたが、連絡先もわからないし、リサーチには言葉の壁が立ちはだかっていました。
そんな中、今年GLOKENにフランスからインターンシップの申し込みが!けん玉ワールドカップで会った方もいるかと思いますが、大学で日本語を学んでいたAlexyが、6月から2カ月間松本にやってきました。そのおかげで言葉の壁を乗り越えることができ、ヴァンクレームさんと連絡を取ることができました。

パリ近郊に住んでると思いきや、思いっきり南の町へ引っ越していたようで、ご自宅訪問は中々ハードでした。Alexyの車で、片道8時間ほど。出発から1時間ほどで車がガタガタなり始めて、まったくスピードを上げれないトラブルに・・・。途中の町で修理屋を何件かまわり、、、お住いの町に着いたのは夜中。予定を1日ずらしてもらい、念願の訪問は翌日となりました。
柔らな物腰と、穏やかな笑顔が素敵な紳士で、朝からワインを飲みながら夕暮れ前までお話を伺ってきました。普及とか、大会とか、プレーという事からは離れた場所で、ビルボケを楽しみ、集めて集めて50年。プレーヤーでも、研究家でもなく、蒐集家。よく笑いながら自然体で話す姿は、ヴァンクレームさんと同じ82歳になってもこんな風に笑っていたいなと思った出会いでした。
ちなみに、ペン先コレクターとしてその分野でも世界的権威。他にもカメラとか、矢とか、顕微鏡とか、お面とか、様々なモノを集めていらっしゃいます。家の中はコレクションでいっぱいです。イッカクの角まであり、触ると幸運がやってくるよと言われ、いっぱい触ってきました。
人生を楽しみ、味わい深いものにする。ヴァンクレームさんにとってのビルボケや、その他のコレクションはそのためにあるようでした。

翌日パリに戻り、アンティークショップ15軒ほどに問い合わせしましたが、何処にも古いビルボケは無く、また伝統工芸博物館も閉館していました。ビルボケの歴史を彩ってきた貴重な資料は年々入手するのが難しくなっているようです。

現在ではビルボケをする人はほとんどおらず、衰退してしまっているビルボケ文化ですが、歴史から学び、けん玉がいつまでも人々に愛される遊びであり続けるよう、力を尽くしたいと思います。
何十年か後、未来の僕みたいな人が、おじいちゃんになった僕を訪ねてくるのかなと思うと、楽しみです。(窪田)

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